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植物工場実験施設「808MERA」植物工場新設計画記者会見

 米良企業グループの共立電機製作所(米良充典社長)、共立電照(船ケ山保幸社長)は、去る26日、弊社三高テクノホールに於いて、植物工場実験施設「808MERA」植物工場新設計画と宮崎大学と共同研究を行う計画を記者発表いたしました。

 高岡の工場内に国内最先端の実験施設を整備いたします。これは、宮崎大学様との共同研究で、栽培環境の最適化に取り組み、データの収集などを目的に実験に取組んでいきます。三高テクノ工場第2工場3階のフィールド試験場のスペース(460平方メートル)を利用し、栽培室3階建約100m2。発芽室2階建約32m2をそれぞれ整備。完全密閉型の無菌室を設置し、全室空調や湿度、二酸化炭素などのコントロールが可能にいたします。7月に工事に着手し、10月の完成。11月の供用開始を予定しています。弊社は、これまでにも他社の植物工場にLED照明を納入し、照度のむらや影をなくす乱反射技術に加え、波長や照らしを工夫することで、通常のLED照明だと40日ほどかかるレタスの生育期間を1週間ほど短縮できる技術を確立しています。もちろん特許も取得しています。また、宮崎大学様との研究の中で、作物の含有成分を光や水肥料、培養液などで調整をしながら、食事制限がある人にも提供可能な野菜づくりを進めていきます。

 11月から生産がはじまる工場では、約1ケ月で生育・出荷・販売を行います。障害者10名以上を含む計15名をあらたに雇用する方針です。

 米良社長は「農作物生産で豊富な知見をもつ、宮崎大学と研究をすることで、光だけではなく、たくさんのデータを収集し、高品質で低コスト、効率的な生育環境づくりを目指していきたい。また、障害者や高齢者が働きやすいようバリアフリー化する。国内には多くの植物工場ができているが、採算が合わないところも多いと聞く。大学と共同で研究することで、強みをいかし、地域社会にもっと貢献できれば」と抱負を述べています。

 写真は共同記者会見のもよう。挨拶する米良充典社長。計画概要の説明を行う船ケ山保幸社長。野菜工場808MERAが新設される第2工場フィールド。

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